姉さん事件です!
VRChat2018.4.3がリリースされたみたいです。
VRChat 2018.4.3, Unity 2017.4, and the Oculus Store
Oculus Storeでもリリースされたのは非常におめでたいですね。
今回、VRChat2018.4.3ではUnityのバージョンが5.6.3p1から2017.4.15f1LTSに上がってます。
そのメリットや、すでにVRChat SDKを使って自作のアバターやワールドをアップロードしている人が2017.4.15f1LTSに移行する時の注意点などまとめてみました。(実際に試した結果は後日、改めてブログに書きます)
Unity5.6.3からUnity2017.4に移行するメリット
たくさんの新機能やツールが追加、バグ修正、改善がなされている
Unityではバージョンアップのたびに、ついていくのが大変なほどの新機能やツール、バグ修正がなされてます。
Unity5.6.3P1からUnity2017.4までに追加、改善された機能はこちらで確認できます。
Unity2017.4はLTS(Long Term Support(長期保証))
Unity2017.4はLTS(Long Term Support)版なので2年間はサポートされます。将来的なアップグレードを円滑に行うために2017のLTS版を採用したようです。
LTSの詳しい説明はこちら
具体的には
UnityのVideoコンポーネントのAudio/Video syncのバグフィックス≒VRC_SyncVideoPlayerの改善
Unity2017.4以降が対象となっていたUnity Assetが使用可能に。
次のLTS版への以降がより円滑になる
自作アバターやワールドをアップロードしていた人には移行作業が必要
移行作業が必要になる理由
Unityはシェーダーやレンダリングパイプラインが頻繁にアップブレードされる≒コンテンツのシェーダーが壊れることが多いそうです。
自作ワールドを作っている人が注意すべき点
5.6.1p1のBlueprint IDと同じものを使うことを推奨
ワールド内にミラーを設置している場合
5.6のミラーは2017.4では正しく機能しないみたいです。
ライトをベイクしてシーン内で使えるようにしている(enable)
Unity5.6.1でReal-time GI(Global Illumination)をシーン上で使えるようにしている人
5.6で作ったワールドを2017.4のクライアントで使うとリアルタイムGIが機能しないみたいです。(2017.4で再アップロードで解消)
ワールド、もしくはアバターでオブジェクトの回転に影響するアニメーションを使っている
(2017.4で再アップロードで解消)
テクスチャのインポートセッティングすでCrunch Compressionを使っている
unity5.6のCrunchで圧縮されている場合、Unity2017.4のCrunch Compressionで再アップロードされるまで、テクスチャーは黒、もしくは見えなくなるようです
Crunch Compressionはテクスチャの容量削減にかなり役に立ちそうです。
自作アバターをアップロードしている人が注意すべき点
アバターのBlueprint IDは上書きしてはいけない
不具合で5.6のアバターが上書きされてしまうらしく、新しいBlueprintIDでアップロードするのがよいみたいです。(近々試して見る予定です。)
※この問題は把握されていて修正する動きがあるようです。
現在Unity2017.4.15f1 LTSで確認されている問題と回避策
VRChatを起動しているときに、デフォルトのレコーディング機器からマイクロフォンを切り替えてはいけない
VRChatを起動する前にマイク周りの設定を終わらせておきましょう。
VRヘッドセットを使っている場合は、SteamVRで自動的に設定できるとのこと。
アバターの場合、既存の5.6のBlueprint IDで2017.4のアバターをアップロードすると、5.6のアバターが上書きされてしまう
新しいBlueprint IDを使ってください
最後に
プロジェクトをインポートする際は、バックアップをとっておくことをお忘れなく!